【初心者必見】電子パーツ買うならここ!アキバ電気街徹底ガイド
こんにちは、バックエンドエンジニアのちゃんとく(@tokutoku393)です。
昨年は頑張ってお風呂センサーを制作しました。 意気揚々とIoTLTで発表したら、「危ない」「感電死する」と炎上しました。
初心者のうちはなかなか電子工作のルールってわかりませんよね……。私のような犠牲者を出さないためにも、初心者の方に「怖くない電子工作」を伝えていければと思います!
怖くない部品集め!秋葉原徹底ガイド
電子工作を始めたい!と思うときに最初にぶちあたる壁が、「電子パーツどこで揃えたらいいの問題」ですよね。
ネットで買える時代といえど、配送料や時間がかかったり、店舗にしかないものがあったり。
そこで今回は日本屈指の電気街「秋葉原」にスポットを当て、知っておきたいお買い物ルールやオススメ店舗 を紹介していこうと思います!
※本記事の情報は2017年3月25日時点のものです。
はじめに: 秋葉原ってどんなところ?
「萌えの街」や「電気街」と言われる秋葉原ですが、実際にはどこに電子パーツを買えるお店があるのでしょうか?ある程度店舗が固まっているので、全体MAPからざっくりと説明します。 秋葉原で電子パーツを買えるお店の多くは、電気街口を出て正面、中央通り沿い に集まっています。
A. お横断歩道渡ってSEGA裏周辺
電子工作向きのパーツや道具などが揃っているお店が多い一角です。「秋月」「千石」「マルツ」など比較的初心者でも書いやすいお店が集まっており、とりあえずこの辺に行っておけば安心。LEDの「ピカリ館」などもここ。
B. ソフマップ1号店裏周辺
電化製品や周辺機器の販売が多い一角。なにかと便利な100円ショップもあります。よくわからないものを投げ売りしている怪しげなジャンクショップも多い!
C. 電気街口出てすぐ!高架線下
駅ほぼ直結の区画に、電子パーツから無線、中古ゲーム、お土産屋さんまで様々なお店が所狭しと並んでいます。
ルール編: 玄人っぽさを出せ!暗黙のお買い物ルール
買いたいものを調べておこう
電子工作に使うパーツは作りたいものによってそれぞれ違い、店頭には様々な部品が引き出しいっぱい壁一面に並んでいます。事前準備なしで買い揃えるのは慣れた人でも至難の技です。
店頭に行ってあたふたしないために、必要なパーツや値を調べておき、さらに メーカーや型番まで調べておく と店員さんにも聞きやすいのでオススメです。
初めて「ジャンパワイヤというもの」を買いに行った時、オスオスとかオスメスとか言い出して何が何だかわからず、店頭で絶望していました。(わからない人はdotstuioのドキュメントを読んでね!)
トレーを使おう
LEDやカーボン抵抗など、細かい部品のバラ売りは剥き出しの状態で売られています。かなり小さく、酸化等の問題もあるので、各店舗に用意してある トレーに乗せて扱います。 トレーのままレジに持っていきましょう。
私はしっかり手に乗せてレジに持っていき、 レジのお姉さんに怒られました。怒られたい人も、ぐっと我慢してトレーを使ってください。
荷物は少なめに
電子パーツを扱うお店は、大体がめっちゃ狭い作り になっています。すれ違うのがやっとなくらい。
通路に所狭しと商品が置かれていたり、剥き出しの棚に細かい部品が雑然と並んでいたりするので、小さめのカバンで両手があいているスタイルがオススメです。
ここまでしておけば初めてお店に行ってもあまり困らないでしょう!あとは ドヤ顔で壁を眺めるのみ です。
街歩き編: 秋葉原を歩こう!オススメ店舗紹介
ここからはdotstudioのうこに案内してもらいます!
親に「おもちゃが欲しいなら自分で作れ」と言われ小2で電子工作の道に突入した筋金入りのメイカーです。最近はウェアラブルシンセサイザを作り、MakerFairTokyo2016などにも出展しました。詳しくはこちら。
電子工作の超王道!秋月電子通商
ネット通販もあり、電子部品を検索すると候補の一番上に出てくるくらいメジャーなお店。店頭の大きなワゴンと紅白のテントが目印です。
店舗は小さいながら、電子工作向きのパーツや電子工作キットを安価で豊富に扱っていることから電子工作界隈で高い人気を誇っています。
「今日は祭りか?」というほどいつも混んでいるので、欲しいものに目星をつけサッと買うのがオススメです(朝10時でも写真のような混雑)。
ウェブページから、店舗の売り場位置が詳細にわかるようになりました!(2017年7月29日追記)
ネットで予習できる!千石電商
秋月電子の並びにドンドンドンとお店を構える千石電商。
こちらもネット通販がある超有名店ですが、実は 実店舗の売り場情報もWebページに記載 されています。 千石電商Webサイト
1号店から3号店までかなり品数が多いので、買うものリストを作りネットで場所を予習して行くとよいです。最近は 電子工作系のパーツはだいたい2号店に集まった ので買いやすいですね(2017年3月現在)。
ゆったり吟味、キットも豊富なマルツ
(秋葉原2号店・秋月電子の斜め向かい)
他のお店に比べて、店内が比較的ゆったり としています。ほとんどの商品に説明ポップがついているので、初めての方も安心です。
電子パーツに加えて、電子工作キットや制作道具、関連雑誌などが充実 している印象です。
先日は子供向けボードの「IchigoLatte」「MapleSyrup」やミニロボット、ラジオ制作キットなどを見つけたので、お子さんなどと一緒に選ぶのも楽しいですね!
開いてんの?アイテンドー
秋葉原から少し離れた立地にもかかわらず、必ずと言っていいほど名前の上がるaitendo(アイテンドー)。
週休2日、オープンはお昼過ぎから、というゆったり営業で、私の中で「あいてないのにアイテンドー」と話題です。(個人の見解です)
オリジナルモジュールやユニークなキット、ジャンク品などを多く揃えており、ちょっとした深セン気分 を味わえます。
※深セン・・・中国は広東省、世界最大の電脳街。参考「秋はモノづくりの聖地、中国・深センへいこう! 」
ディープ編: 電気街の深淵を覗く
さて、ここからは「これぞ秋葉原!」というディープな一角を紹介したいと思います。
売っているものの正体がわからない。ラジオデパート
高架線沿いの一角にそびえ立つ「ラジオデパート」。個人商店がギュッと詰まったような作りで、売っているものがディープ過ぎて 8割方何に使うものかわかりませんでした。
電子パーツ以外にも、レトロゲームや中古レコードショップなども入っています。 置いてあるガチャガチャも独特!
ショーケースで掘り出し物?ラジオセンター
1階は電子パーツやお土産屋さん、2階・3階は電子パーツのお店に加えて レンタルショーケース が並んでいます。レンタルショーケースは、一般人が30cm四方程度のショーケースを借り、好きなものに好きな値段をつけて陳列できる仕組みです。
場所によってはアニメグッズやフィギュアが多いのですが、ここでは主に電子パーツが置かれています。普通のお店ではもう買えない掘り出し物 に出会えるかもしれませんね!
ラジオセンターの2階へと続く階段。ディープ!
おまけ: 今回の掘り出し物
使えるかはわからないけど思わず買ってしまったものをご紹介!諸般の事情により販売店の記載はナシでお届けします。
両面差せる!?USB microB
「USBの向き逆かい!と思ったら逆かい!」ってなったこと一度はありますよね?そんな時にはこれ。 USB2.0もUSB microBも両面差せます。 よくわからないけどすごい!
向きではイライラしなくなりましたが、給電がめっっちゃ遅くてイライラします。(給電量の記載ナシ。)
小さいのにまばゆい。タッチ式LEDライト
USBに直接差し、タッチセンサーでLEDが光ります。同シリーズに人感センサーでオンオフするものも。
小ささに反してかなりのパワーで光を放ちます。いささか眩しすぎる節があります。
お金がなくても大丈夫?びんぼうでいいの
名前が全てですね。Arduino互換ながら爆安で購入できます!(実装済みも売ってます)
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回紹介したのは ディープな秋葉原のほんの一部。まだまだ不思議なお店や面白い商品がたくさんあるので、ぜひ足を運んでみてください!