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2017.08.03

夏のデブサミ!のびすけがコミュニティ運営について発表してきました。

ちゃんとく

お知らせ
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こんにちは、バックエンドエンジニアのちゃんとく(@tokutoku393)です。

7月28日に開催された「Developers Summit 2017 Summer」に、dotstudio代表のびすけが登壇してきました!当日のセッションや会場の様子をレポートします!

夏のデブサミ!今回のテーマは「エンジニアコミュニティ」

夏サミ 2017 公式サイト

今回のデブサミのテーマは、ITエンジニアの中で色濃い文化である「コミュニティ」。さまざまな切り口でのセッションを通して、コミュニティの事例やこれからが話し合われました。

各セッションについてレポートしたいところですが、今回はのびすけの登壇したリレーセッション「コミュニティを長く続ける秘訣」についてまとめてみます!

10年以上続く企業主催の勉強会「BPStudy」、毎月200人規模が集まる「IoTLT」、年間600以上のイベントが開催される「コワーキングスペースCo-Edo」について3名によるセッションです!

企業主催の勉強会を10年続けたノウハウダイ公開 / 佐藤 治夫氏 - ビープラウド

株式会社ビープラウド代表の佐藤さんから!ビープラウドが運営する勉強会支援プラットフォーム「connpass」は、一度は使ったことのあるエンジニアの方が多いですよね。

そんなビープラウドの主催するBPStudyは継続して早10年!累計登壇者はなんと320名にものぼるそうです。知見の累積がすごい……!

企業主催という特性から、入社希望者や仕事相手とのクッション役としても機能しているそう。よく知らない人と面談や商談をするより、ラフな場で話したことがある方がずっとスムーズですもんね。

ただ長く続ける上で、やはり毎回の企画や集客、ドタキャンなどには悩まされるそうです。

継続してきてわかったイベント開催のノウハウ

一時期集客がやや落ち込んだときは、SNSシェア時にテーマがわかるようにタイトルをつけることで興味を引かせたり、扱うテーマの概要をページに記載することでわかりやすさを改善したところ、毎回の参加者が増える結果につながったそうです!

イベントに関する知見の深さは長く続けているからこそですね。

ちなみに私は「雨の日はまじでドタキャン率が高い」という知見を持っています(泣)

なぜ勉強会で発表するのか?

10年間勉強会を開催し続け、ご自身でも発表される佐藤さんは発表することの効果を次のように説明しています。

(発表資料より抜粋)

人に説明しようとまとめたりフィードバックをもらったりすることで、知識はどんどん研鑽されます。さらに発表することで、自信を持てたりキャリアアップしたりと人生が変わる結果につながることも。

BPStudyはスキルアップの場として、個人がさらに輝けるコミュニティを目指していくそうです!

企業主催勉強会BPStudy〜個人が輝くコミュニティを目指して from Haruo Sato

個人主催でも4000人が集まった、IoTLTグロースの秘訣を探る / のびすけ - dotstudio

のびすけは毎月開催している「IoT縛りの勉強会!IoTLT」の成長の秘訣について発表しました。

IoTLTは、dotstudio設立前からのびすけが個人でリレーションズ土屋氏と共催しているイベントです。

(IoTLT vol.18 Amazon開催時の様子)

参加者登録にはconnpassを使用しており、先述の佐藤氏には「connpass運営が選ぶこのコミュニティがすごい」でコミュニティメンバー数と開催数の多さから「高橋名人級」認定をしていただきました!

並外れた集客パワーの秘密?

今では毎月200〜300名の応募が集まるIoTLTですが、どうやって参加人数が伸びてきたのでしょうか?

実は、始めの方から100人前後集客しており、やはり「IoT」というワードへの注目度の高さが理由の一つとしてあるようです。(「IoT 勉強会」で検索するとトップにヒットするとのこと。)

これもわかりやすいタイトルをつけるということの効果かもしれませんね。

さらに、企業などのスペースをお借りして「毎回違う場所で開催していること」も秘訣かも、とのこと。 「その企業に興味を持っている人」がきてくれたり、参加しやすい雰囲気を感じてくれたりするのかもしれません。

ただ毎度200〜300人が入る開場を探すのはかなり困難だそうなので、大きな会場をご提供くださる企業様よろしくお願い致します(笑)

イベントを長く続けるために

毎月イベントを開催し続けるには、かなり体力やモチベーションが必要です。 無料イベントとして「参加者をお客さん扱いしない」ことで気負わず緩く続けているそう。そもそも勉強会なので当然ですよね。会場の現状復帰や片付けもみんなでやります。

そして一番大事なのは……自分自身が楽しむこと!!頑張って集めよう、続けようと苦しくなる時も、「やりたいからやる」という気持ちを忘れずにいきたいものです。

コワーキングスペースでたくさんの勉強会を支えてみて / 田中 弘治 - コワーキングスペース茅場町 Co-Edo

東京は茅場町のコワーキングスペース「Co-Edo」から代表の田中さん!イベントスペースとしてコミュニティと関わりを持つなかで、いろいろと気づきがあったことをお話してくれました。

イベント開催に会場探しの苦労はつきものですが、Co-Edoでは10〜50名までフレキシブルに対応でき、勉強会後の懇親会開催もOKだそうです!

「勉強会したいんですが……」でいろいろわかる

イベントスペースの運営者として主催者と関わる中で、相談されるあるあるからどう勉強会を企画すべきかというお話をしてくれました。

まず「勉強会をしたい」という相談を受けたときに、概要がふわふわと要領を得ない状態だとなかなかうまく進まないそうです。「勉強会を開催すること」が目的になってしまっているのかもしれません。

また佐藤さんのお話でもあったようにイベントタイトルも出来るだけわかりやすいものがよいそうです。

イベントページでいろいろわかる

募集フェーズでのイベントページでも、進行に差が出てくるそうです。レベル感や言語など対象者がわかるようになっていると、参加者としても応募しやすくイベント自体も進めやすいそう。参加者とのミスマッチが多いと、継続が難しくなってくるそうです。

またタイムスケジュールを載せることも重要だそうです。参加者ができるだけ想像できる情報を載せておくのが大事かもしれませんね。

Co-Edoはイベント主催者の声に応え、元々1フロアだったところを3フロアまで増床したそうです。もちろん家賃も3倍……!

たくさんのコミュニティが動き、新しい価値が生み出されることを期待されているそうです!

まとめ

企業主催、個人主催、イベントスペース運営者とさまざまな切り口からのお話を聞くことができました。登壇者の皆さんそれぞれイベント主催や運営を自分自身が楽しんでいる様子だったのが印象的でした!

息切れしないように参加者を巻き込み、新しく来る人には想像しやすく参加しやすいコミュニティでいられると自然と長く続いていくのかなと感じます。

参加者としては当然イベントが開催されるものと思わず協力的に楽しく参加していけるといいなと思います!

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