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2018.08.21

IoT開発・電子工作を始めたい初心者向け!おすすめ書籍6選

きき

まとめのまとめ
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みなさんこんにちは、テクニカルエディターのききです。

dotstudioでアルバイトを始めてから、スマートトイでわいわい遊んだり、IoT開発ボードでおおおお!と感動してみたり、少しずつIoTに触れる機会が増えてきた気がします。

ですが、IoTに関する基礎知識が全然ないのです。なんなら電子工作の基礎知識もありません。これはいかん。勉強しなければ……。

ちなみに、dotsstudioの先輩方はどうやって勉強したんだろう……気になる……。

ということで、今回は先輩方に「初心者におすすめのIoT書籍」を教えていただきました!今年の夏はIoTに燃える夏にするぞっ!

初心者 of 初心者向け書籍

いきなりIoTではありませんが、IoT開発に不可欠な電子工作の基本を学ぶことができる書籍も紹介します。「IoTってなに?電子工作ってはじめに何を準備すればいいの?」といった右も左も分からない初心者向けの書籍です。

わかる!電子工作の基本100

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【書籍名】 わかる!電子工作の基本100

【著者】 遠藤敏夫

【定価】 2,200円(税別)

電子工作の全般にわたる基本知識がまとめられています。工作を始めるにあたって必要な工具や部品、回路図の見方や電気の基本・電気回路の基本が丁寧に説明されています。用語の意味についてもしっかり説明されているのが分かりやすい……。

私のように「高校では物理習っていません、回路図とかあんまり覚えていないです」みたいなド文系が勉強し直す良い機会ですね!(中学卒業以降、電流・電圧という言葉を使っていない人です)

最終章ではマイコンボードについても詳しく説明されています。かなり内容の詰まった一冊です。

Make: Electronics 作ってわかる電気と電子回路の基礎

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【書籍名】 Make: Electronics 作ってわかる電気と電子回路の基礎

【著者】 Charles Platt 翻訳:鴨澤眞夫

【定価】 3,000円(税別)

本の帯紙には、「感電して、部品を吹っ飛ばして、自分の手で回路を組んで、『体で覚える』エレクトロ二クス」と書いてあります。まずは組み立ててから何が起こるのかその目で確かめて勉強しろ、みたいな感じですね。

くわえて「ぜひ焼き切ったりぶち壊したりしてほしい。それは部品や素材の限界を知る方法であるから」とも書いてあります、なかなかにマッスルな方針です。

パラパラと読んでみると、写真や絵が多く盛り込まれているので、読んでいて飽きないです。組み立てや理論の説明部分だけでなく、道具ができた背景の話もコラムで載っていて面白いです。

「タイマーが誕生した背景には、ハンス・カーメンチントという発明家がいて〜〜〜」とか豆知識を披露してみたいものです(ミーハー)。

マイコンボード別初心者向け書籍

次に、マイコンボードごとにおすすめの書籍を紹介していきます。

センサーでなんでもできる おもしろまじめ電子工作

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【書籍名】 センサーでなんでもできる おもしろまじめ電子工作

【著者】 蔵下まさゆき

【定価】 2,800円(税別)

まずタイトルが気になりすぎる本ですね。帯紙には、「無駄に技術を使ったおもしろ電子工作」と書いてあります。無駄に気になりすぎる……。

こちらの本では簡単に電子工作を始めるためのおすすめマイコンボードでArduinoを紹介しているので、Arduinoを使った作品が紹介されています。

また、電子部品の紹介では、スイッチやサーボモーター、光センサーだけでなく、温湿度センサーや加速度センサー、圧力センサーなど全部で11種類の電子部品の使い方が紹介されています。種類が豊富で作りたいものの発想が膨らみますね。

普段の生活の中での「こういうものあったらいいのにな」という発想をかたちにできるようにしよう!という思いから作られている本なので、初心者でも楽しく読むことができます。

Aruduinoをはじめよう

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【書籍名】 Aruduinoをはじめよう

【著者】 Massimo Banzi 翻訳:船田巧

【定価】 2,000円(税別)

Arduinoを使いたい初心者向けの本です。

Arduinoの流儀からセットアップ方法、スケッチ入門や高度な入力・出力方法、トラブルシューティングまで説明されています。

また、日本語版の付録としてArduino公式リファレンスが載っているので、辞書代わりに長く役立つ本です(ちなみにオフィスにあるのは第2版でしたが、最新版は第3版です)。

しゃちょーののびすけさんは学生時代にこの本を購入してArduinoを初めたそうです。エモい。

micro:bitではじめるプログラミング ―親子で学べるプログラミングとエレクトロニクス

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【書籍名】 micro:bitではじめるプログラミング ―親子で学べるプログラミングとエレクトロニクス

【著者】 スイッチエデュケーション編集部

【定価】 2,000円(税別)

micro:bitとは、誰でも利用できるように使いやすくデザインされた教育用マイコンボードのこと。イギリスで開発され、11~12歳の小学生に無償で配布されているほどです。子どもでも使いやすい仕様になっているので、プログラミングの知識がなくても簡単に始めることができます。

そんなmicro:bitを手軽に使えるようにすることを目的とした本なので、説明もかなり丁寧に書かれています。基本知識だけでなく、具体的に作品紹介と作り方がのっているので、すぐにIoT開発体験をすることができます。

【番外編】Webエンジニアで電子工作初心者向け書籍

JavaScriptではじめるIoT いろはの“い” Raspberry Piで楽々試作

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【書籍名】 JavaScriptではじめるIoT いろはの“い” Raspberry Piで楽々試作

【著者】 岩永義弘

【定価】 1,800円(税別)

番外編ですが、Webエンジニアにおすすめの書籍。JavaScriptではじめることができるRasberry Piの本です。

ハードウェアを制御する原理からRasberry Piのセットアップ、JavaScriptでのプログラミングの書き方が説明されています。Node.jsに関する基礎知識も丁寧に載っています。

最近では、簡単に開発体験ができるように、Webエンジニア向けのJavaScriptで動くマイコンボードに注目が集まっています。気になっている方はぜひ読んでみてください。

終わりに

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いかがでしょうか?

どのマイコンボードを使いたいのか、プログラミングの知識があるのかどうかでもおすすめの書籍は変わってきます。

まずは初心者 of 初心者の本からパラパラと読みつつ、具体的に使い方を参考にしながら実践を繰り返していくのがいいのではないでしょうか。

私もIoT・電子工作の知識を増やして、ものづくりの機会を増やせる2018年にできるように頑張りまーす!

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