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2016.10.07

ノンプログラミングで今話題のLINE Botを開発できる「hachidori」を試してみた

うらら

BOTstudio
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こんにちは、dotstudioエディターのうららです。 2016/09/29にLINE Developer Day 2016が開催され、IFTTTやGitHubと連携できる「LINE Notify」や新たなMessenger APIが公開されるなどLINE Botが今まさに話題の渦中にいます。

LINE Developer Day 2016 結果報告(LINE Engineers’ Blog)

そんなLINE Botをノンプログラミングで扱える「 hachidori 」というサービスが登場していたので、サクッと触ってみました。

結論から言うと(途中詰まるところもありましたが)とても簡単にチャットボットを作れました。詰まった&チュートリアルをするなど使い方に慣れるまでを含めて3時間程度かかりましたが、 一度慣れてしまえば30分ほどで1つの簡単なボットを作れそうな肌感 です。

hachidoriについて

https://hachidori.io

2016/10/03にプレスリリースが出されたばかりの新しいチャットボットツールです。

2016/10/06日現在、LINE BotとFacebook messengerに対応していますが、今後はKik.やTelegram、Slack、WeChatといったメッセンジャーに対応しそうな気配があります。

2016年10月末までなら無料プランが提供 されています。11月からは月額980円からの提供となりそうです。

作ってみた

早速トップページからアカウント登録をして、Botを作ってみようと思います。LINEとFacebookを選べるので、今回はLINEを選びます。

Botの名前とアイコン写真を選びます。これは 実際のLINEには反映されません。hachidori側で管理しやすくするためのものかと思います。

Botを作るには、

といったように「何をすればいいのか」を明記してくれているので、指示に沿って進めます。まずはLINE Business Centerに登録しましょうっ。

LINE Business Centerに登録

こちらがLINE Business Center。ついにMessenger APIとご対面です。(すでに登録されている方は読み飛ばしてください)

ちなみに、Messenger APIは 結構無料で使えそう です。

LINE Business Centerに登録していなかったので登録しました。ちなみに ここで登録した名前と画像がbotにそのまま使われます 。上記の写真では自分の名前と画像を登録しましたが、実際にLINE上で試すときに 自分と会話している 状態になるので、作りたいボットに沿ったアイコンなどを登録をオススメします。

LINE DevelopersでIDなどの情報を取得

指示によると、LINE DevelopersにてChannelのIDやアクセストークンが必要とのことなので取得します。

これをhachidori側に入力します。

ひとまず枠は完成です。

サーバーの登録

サーバー登録もします。

こちらも指示に従えばOKです。

中身を作っていく

最初からチュートリアルが入っています。

これを削除して作ってみます。

私は料理が得意ではないこともあり、いつも夕ごはん何作るかを悩みます。せっかくなので、オススメのメニューを提案してくれる「夕ごはんBot」を作りたいと思います。

まずは特定の言葉に対して反応する方法がこちら。「こんばんは」という言葉に反応して、「こんばんは、(ユーザー名)さん! お腹が空きましたね〜」と返すようにできます。

ユーザー側のコメントをオフにすると、何を発言しても次の展開へ進められます。相槌などがくると想定して無理やり「何が食べたいですか?」へ進めます。

また、Botが何を返すかも選ぶことができます。

今回は二択を選択しました。「何が食べたいですか?」という質問に対して、「温かいもの」「冷たいもの」の二択を出します。

「アクションを返す」では、選択肢をタップすると何をするかを指定できます。ここでは「温かいもの」「冷たいもの」と発言するようにしました。

このように、ボタンをタップすると単語が自動で発言されます。

選択肢によって、ルートが変わります。それぞれに沿った内容を作ります。ここでは「温かいもの」「冷たいもの」それぞれの内容を作りました。

「温かいもの」の中身を作ってみます。「汁物」か「汁物じゃないか」を選びます。

心の叫び(※クラスタリングがおかしい)

また選択肢を作ります。

画像を入れる際は画像リンクを登録します。

完成した

これを繰り返してこんなものを作ってみました! サクッとしか触っていないのでこれくらいしか作っていませんが、一通りできあがりました!

「こんばんは」と発言すると始まります。ボタンも表示されます。このように、画像でサジェストしてくれます。

「冷たくて汁物ではないもの」だと「寿司」を提案してくれます。ちなみに今のところ、

しかオススメしない仕様となっています。まだまだ簡単な内容ですが、このように一通りのBot開発ができました。詰んだところも含めると、合わせて3時間くらいでしょうか。

詰んだところ(既読されるが反応がない)

せっかくなので詰んだところの紹介もします。(同じところで詰んだ人の参考になると嬉しいです)

こんな風に 既読はされるが反応がない 状態になりました。

いろいろ触ってみたのですが、どうやらサーバー登録の際に入力する Webhook URL が最初入力したものからいつの間にか変わっていたのが原因でした。

いや、何か要因はあると思いますが、私にはわからんのでひとまず既読無視状態になったらここを再登録してみるのがいいと思います……。(要因がわかる方ぜひご教示ください)

他の機能もすごかった

Botを作る機能以外にも、作ったBotの分析ができる 機能もありました。個人的に驚嘆したものを3つだけ紹介します。(他にもいろんな機能があります)

メッセージの予約投稿ができる

1度Botへアクセスしたことのある人であれば、メッセージの予約送信ができます。これはビジネスとして運用したい人にとっては、かなり便利なんじゃないかなと……。

ユーザーの情報をリストにしてくれる

Botを通して取得した電話番号やメールアドレス、住所といった情報を、リスト化できるようです……。こ、これは……すごい……。

アナリティクスがすごい

実際にBotがどれくらい使われたのかを確認できるアナリティクスもありました。

といったことが確認できます。「XX時のアクセスが多いからこの時間に予約送信してみよう」「女性ユーザーのほうが多い、ターゲットは男性だからもっと内容を変えた方がいいかも」といった分析が簡単にできちゃうんじゃないですか?!

これが10月末まで無料なのは賞賛ものですし、11月以降も割とお手軽価格なんじゃないかなと思いました。個人的にはビジネスで使う予定はありませんが、私がチャットボット担当者だったらこの機能は泣いて喜びます。

おわりに

ということでサクッと触ってみたのですが、思った以上に便利そうで椅子から転げ落ちそうです。「初期登録の作業はひとくせありそうだけど、簡単にボット作れそう」ってことが伝わったかなと思います。

現場からは以上です。

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