今年も行ってきました! 〜モノ創りの祭典 #MakerFaireShenzhen in 中国・深セン〜
こんにちは、dotstudioモノづくり担当・うこです。肌寒くなってきて一段と秋を感じるようになってきましたね。
秋といえば!そう!
もちろんモノづくりの秋でございます。
世界最大級の電気街を擁する街、中国・深セン市では、毎年秋になると「Maker Faire Shenzhen」が開催されています。
dotstudioでは2016年、2017年に引き続き、今年もこの深センのMaker Faireと、最先端の街を偵察に行ってまいりましたので、その模様をお伝えいたします!
Maker Faire Shenzhen(MFSZ)について
世界一の電気街を擁するとされる街・中国広東省深セン市で行われる、非常に規模の大きいモノづくりの祭典です。世界的に行われている「Maker Faire」の深セン版になります。
dotstudioでは、出展と見学で深センに3年連続で訪問しております。
2016年
■予習編
■深セン市街地編
■へんなもの編
- すごいじゃん深セン。怪しさMAXの壁を登るラジコン?WALL CLIMBERを試してみた
- まさかのGoPro?4Kのカメラを265元(4,000円程度)で買えた
- 使い所が分からなすぎる(笑)LEDで光るマルチリンガルなUSB扇風機を買ってみた
- これは掘り出し物かも? ソーラーバッテリ駆動でスマホ充電もできるLEDランタン!
2017年
今年の会場は「海上世界」
2018年は「海上世界」という、屋外型複合施設の一部が会場でした。最寄りの地下鉄駅から出て来て目に入ったのはまさかのくまモンでした。
「中国改革開放」と書かれたこの建物全体が会場となっていました。
MFSZ展示物紹介
教育系デバイスが多い!編
micro:bitを利用したロボット達です。いろんなタイプがあって、ロボット好きにはそそられます。
ハンズオンコーナーも大盛況。小学生ぐらいのお子さんが非常に多かったです。
小学生ぐらいの集団が、課外学習のようなもので来ているようでした。自分も小さいときにこんなところに来たかったなあ……。と思って眺めているだけです。決して怪しくはありません。
なにかに似ている編
3Dプリンタによるクマモンのパチモンです。だいたい毎回、何匹か見ますね。
個人製作の、Philipsのhueみたいな遠隔操作できる照明のようです。アプリまでしっかりと作り込まれています。
Nefryがたくさん並んでいる……??
ついつい買ってしまったもの編
大変気持ち悪い俊敏な(※褒め言葉)動きをするテントウムシ型ロボットです。タイヤではなく、リアルに足を動かして猛烈にダッシュします。
日本では見ないメーカーのオリジナルドローンも買ってみました。数年前にドローンが流行りだして以降、小型化、高性能化、そして平均価格の低下が著しくなっているように感じます。
日本からの出展も
国内最大級のIoT勉強会「IoTLT」のブースもありましたが、主催側の急な予定変更により出展できなかったそうです。中国あるあるですね。
あの噂の外骨格も輸出!!
FlashAirを買ってしまいました。わざわざこんなところで……!
iiis(良いイス)という、座って乗るタイプの新しい電動スケートボード。めちゃめちゃ速かったです。長野にサーキットがあり、試乗できるそうですよ。
今年は、全体的にも例年と比べて規模がとても小さく、出展者数も半分ほどになっている印象でした。去年、一昨年と盛りだくさんの内容を見ている身としては少々残念ではありましたが、来年に期待したいですね。
市街地にも行ってきました
無印◯品とダ◯ソーとユニ◯ロを足して3で割った感じだと話題のお店です。3年ぐらい前に中国で見かけてから今回は久々なのですが、急激に商品のクオリティが上がっておりびっくりしました。
中国では規制がかかっていて使えないLINEですが、キャラクターは非常に人気らしく、なんと公式カフェ&バーがありました。ちなみにLINE PAYでの支払いはできませんでした(笑)
コンビニです。限りなくアウトなんじゃないでしょうか。
既視感のある、不安にさせるデザインのロボットが多数売られています。けっこう高い。
成長の速度が速いがゆえに、来るたびに見たことのない商品が増殖していく深セン電気街ですが、この山積みのケーブルだけはいつ見ても安心感があります。
商品配置の密度が相変わらずすごいです。
電気街の通路で足を引っ掛けたと思ったら、やばそうな箱がおいてありました。中身がなんなのか、まったく想像がつきません……。
去年あたりから非常に綺麗になった華強北の電気街筋です。だいたいビル2個で秋葉原の電気店をまるごと収めることができるんじゃないでしょうか。
まとめ
今年のMaker Faireは、やはり規模が小さかっただけあり、少しだけ残念ではありました。出展可能な内容の基準がゆるく、日本では見たり体験したりできないようなモノはありましたが、そのぶん開催ごとのクオリティを一定に保つのが難しいようです。
一方で市街地はどんどん綺麗になっていっており、QRコードの使える改札機、常にプロジェクションマッピングがあてられているビル群など、最先端技術が惜しみなく取り入れられています。
深センでのMaker Faireは秋だけですが、市街では常に最新鋭の取り組みを感じられますので、興味を持たれた方はぜひ足を踏み入れてはいかがでしょうか。