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IoT開発を体験!N高等学校で特別授業を実施しました
こんにちは、エンジニア兼テクニカルライターのちゃんとくです。
先日、N高等学校で特別授業としてIoT体験講座を実施してきました!当日の様子をレポートします。
N高といえば、VR入学式で有名ですよね!
「解決したいこと」からIoTを考えてみよう
「IoT」という言葉はバズワードであり一人歩きしがちですが、重要なのはなにを解決したいかという点。
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今回は「解決したいこと」から「何を使ってどう実装するか」という部分に重点をおいてワークショップやハンズオンを行いました。
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「郵便受けに手紙が入ったらどうやって自分に通知するか」の解決方法を考えるワークショップでは、「カメラを置いて動体検知する」「蓋が開いて光が入ったら検知する」「底面に重量センサをおいて検知する」など、さまざまなアイデアが飛び出しました。
IoT開発においては、実装方法の答えは一つではありません。例えば蓋の開閉検知は新聞が入ったら開きっぱなしになってしまう郵便受けでは適していなかったり、中にカメラを設置するのが難しい大きさの郵便受けがあったりします。
状況に合わせて実装したり改善したりを繰り返していくことが大事だと思っています。
安価な「照度センサ」とWi-Fiボード「Nefry BT」でプロトタイプ
今回のハンズオンは、「ポストが開いたときの光を検知してLINE通知する」という仕組みを実装してみることにしました。
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CdSセル(照度センサ)は1個30円程度ととても安価で、入手しやすくプロトタイプ向きです。
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Nefry BTは最初からWi-Fi・BLE機能がついた開発ボードです。面倒な配線や無線LAN設定なしにインターネット経由のアプリケーション開発を始められます。
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またバックエンドには、ノンプログラミングで簡単にWebサービスを連携できる「IFTTT」を利用しました。
ハードウェアの基礎から学ぶ
今回は「ハードウェア開発が初めて」という学生さんも多かったので、Arduinoや回路の基本から始めました。
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事後アンケートでは「難しいイメージがなくなった」「実際に体験できて次に繋がった」と好評をいただきました!
IoT開発に挑戦
Arduinoで試したCdSセルの実装を、そのままNefry BTに移植します。
ハードウェア側のエラーで少しトラブルも起きましたが、トライした子は全員インターネット経由での通知を試すことができました!
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アウトプット先を変えてTwitterやスプレッドシートに出力してくれた子も!簡単に変更できるのもIFTTTのいいところですね〜。
まとめ
ハードウェアやプログラミングは、とにかくやる前の「難しそう」というイメージが強いように思います。しかし昨今では簡単にやれるサービスなどの手段が増えていて、個人でも簡単にトライできる仕組みが整ってきています。小さく始めるIoT開発にぜひトライしてみましょう!
dotstudioではこんな形で大学や企業での研修、講習会を行なっています。過去には大学や企業での講習も実施しました。
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