営業撃退!?押した人が誰かわかる「インターホン・改」を作ってみた
こんにちは、佐々木さんです。一度はとまとというあだ名を授かりましたが、いろいろ審議ののちあだ名を得られず佐々木さんになりました。
ところでdotstudioには、オフィスハックの大先輩・うこさんが作ったインターホンがあります。
今回はこのインターホンを改良して、しつこい訪問営業を撃退できるインターホンを作ってみます。
無茶振りは突然に
ということで時間がないのでさっそく作りましょう!
インターホン改の製作イメージ
来客がどんな用件か見分けるために、最初からボタンを複数用意し、それぞれ音を変えて判別するようにしてみました。
また前回はBluetooth接続のスピーカーを利用していましたが、通信が切れやすい問題があったので今回は有線でスピーカーを繋ぎます。
ボタンとなるセンサは扉の外側に、インターホンの本体となるRaspberry Piは扉の内側に設置します。
使ったもの
Raspberry Pi 3 Model B
前回に引き続き、ボードはRaspberry Pi(通称ラズパイ)を使います。ラズパイにはスピーカーのコネクタを直接刺すことができるので便利ですね!
タッチセンサ
タッチセンサは、今回安く大量に調達した中国製のタッチセンサを使います(HiLetgo JPというストア、安く大量購入できて面白いです)。
適当なスピーカー
インターホンの音を鳴らすため、適当なスピーカーを用意します。
このスピーカーはあきばお〜さんでなんと300円でした!(普通に使えてます!)
その他
- ダンボール(加工が楽なので採用しました。)
- 音源(それぞれのボタン向けに音源を用意します。それっぽいと雰囲気が出ます。)
- 配線用のジャンパ
作っていく
配線
下図のようにラズパイとセンサを接続していきます。図のスイッチはタッチセンサに置き換えて見てください。
それぞれ繋いでいるGPIOは下記です。
役割 | GPIO |
---|---|
電源 | 3.3V |
GND | GND |
タッチセンサ | 23 |
タッチセンサ | 24 |
タッチセンサ | 25 |
- タッチセンサのGNDは、それぞれラズパイのGNDに接続します。
- タッチセンサのVccをラズパイの3.3Vに接続します。
- タッチセンサのinputをラズパイの23、24、25にそれぞれ繋ぎます。
- 最後にスピーカーをイヤホンの部分に繋ぎます。
以上で回路は完成です。
プログラム
ラズパイ上で動かすプログラムはこんな感じです。
#!/usr/bin/python
import RPi.GPIO as GPIO
import subprocess
from time import sleep
GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(23, GPIO.IN)
GPIO.setup(24, GPIO.IN)
GPIO.setup(25, GPIO.IN)
while True:
if GPIO.input(23) == GPIO.HIGH:
# center
# hoge.mp3 ここには好きな音源を入れてください
subprocess.call("mpg321 -q /home/pi/hometools/sounds/hoge.mp3", shell = True)
elif GPIO.input(24) == GPIO.HIGH:
# right
# fuga.mp3 ここには好きな音源を入れてください
subprocess.call("mpg321 -q /home/pi/hometools/sounds/fuga.mp3", shell = True)
elif GPIO.input(25) == GPIO.HIGH:
# left
# piyo.mp3 ここには好きな音源を入れてください
subprocess.call("mpg321 -g 20 /home/pi/hometools/sounds/piyo.mp3", shell = True)
else:
sleep(0.01)
GPIO.cleanup()
外装
こんな感じでダンボールを加工して、用途に合わせた表示を作ります(1番右は前回使ったGroveのタッチセンサを流用)。
試してみる
タッチしたセンサによって3種の音を流すことができました!これで完成です!
のびすけさんにご報告
「じゃーん!こちらです!」
「まず左右のpadding違うし!上下のpaddingも違うし!そもそも字汚いしあれやこれやくどくどくど………」
「はい……。すいません……。」
一流のオフィスハッカーになる道のりはまだまだ遠そうです……。