【あのバズマイコンを最速?レポート】極小マイコンのトリリオンノード・エンジンを使ってみた!
こんにちは、宇宙エンジニアのたくろーどんです。
夏休みなので「何かハッカソンに出てみたい!モノづくりしたい!」と思いつつ、MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)が主催する第1回ナノコン応用ハッカソンに参加しました。
なんとこのハッカソンでこれから流行りそうな凄い開発ボードに出会ったので、紹介します。その名もトリリオンノード・エンジンです。
「トリリオンノード・エンジン」のここが凄い!
小さい!
特筆すべきポイントは、トリリオンノード・エンジンの小ささでしょう。
そうです、写真でわかるように本当に小さいです。 決して、手が大きいわけではありません。
拡張性が高い!
ハッカソンの際は、写真のようにキットが渡されました。 トリリオンノード・エンジンは、リーフというパーツで構成され、そのリーフの1つ1つにセンサモジュールやBLE(Bluetooth)、Wi-Fiといった機能を持っています。それを重ねていくことで簡単に機能を拡張することができる仕組みです。
プログラムはArduino IDEで書きます。これは、Arduinoを触ったことがある人にやさしいですね。
評価用キットなので、すべてのリーフが入っているわけではありません。今後は、もっとリーフが増えるようです。例えば、Groveセンサ用のリーフも予定されているそうです。
Arduinoシールドのリーフもあります。プロトタイプをつくる際に役立ちますね。
「29TH Leaf」というリーフを使えば基板に直接実装できます。これもArduino互換リーフの一つです。
電源はUSB給電だけなく、専用のリーフで単3電池やボタン電池駆動させることができます。実装には一手間かかるので、専用のリーフがあるのはとてもありがたいですね。
例えばウェアラブルなものをつくりたいと思ったときに、必要な電圧にもよりますが電源回路を実装する必要がなくなります。
重ねるだけでなく、横方向につなげるリーフもあります。発想の幅が広がりますね。
試してみた
加速度センサとLEDテープを組み合わせてLチカさせてみました。
ハッカソンでは、犬につけてコミュニケーションを加速させることを目的としたウェアラブルデバイスを考えました(完成には程遠かったですが……)。
このサイズだから出来ることを考えてみると、様々なところに応用できそうですね。
そして平成最後の夏、Twitterでバズった
「トリリオンノード・エンジンが凄い!」といったことをつぶやいてみたら、バズりました。 小型で使いやすそうなマイコンに対する関心の高さがうかがえます。
今日つかったマイコン、やばやばなほど小さいんだけど、BLEも照度センサ、加速度センサ、温度センサ、スタックしていけばwifiモジュールもつくし、ボタン電池で駆動できて、Arduinoで開発できる。拡張も自由自在。スタックするだけでなく、横につなげてウェアラブルも可能。凄すぎるん😳😳😳 pic.twitter.com/DGqssgNkCF
— たくろーどん (@takudooon) 2018年8月31日
そしてバズったら「トリリオンノード・エンジンの普及に貢献した」としてハッカソンで特別賞を貰いました。
人生、何が起こるかわからないですね。
まとめ
まだまだドキュメントの整備や使用例はこれからのようです。 来年から販売予定だそうなので、目が離せませんね!