グローブシステム
Grove SystemGroveとは、seeed studioが開発している 差すだけ で扱えるセンサーなどがあるモジュールのことです。
どのモジュールも端子に凹凸があるため、初心者でも向きを間違えることなく扱えたり手軽に差し替えたりすることが出来るので、プロトタイピングをするときにピッタリのものとなっています。
どんなものがあるの?
2017/2/1現在、周りの環境を取得するためのセンサ、サーボやファンなど 動きのあるアクチュエータなどが100個以上もあります。
今回は、どのようなセンサやアクチュエータなどがあるのか、100個以上の中から選んだ10個を解説します。
明るさセンサ
このセンサーの特徴は、明るさを照度の単位であるlux(ルクス)で取得できることです。
アナログのセンサーでも明るさを取得する事はできますが、このセンサは明確に数値として取得出来るので、机の上が適切な明るさかアドバイスすることができたり、植物にちゃんと光があたっているかを見たりすることができます。
カラーセンサ
このセンサーの特徴は、色を取得することが出来ることです。
色を識別して、果物を見分ける仕組みを作ったり、色によって処理を分けるものを作成したりする事ができます。
三軸加速度センサ
このセンサの特徴は、モノや人などの動きを取得できることです。
x,y,zの三軸が取得できるため、ジャンプしたことや横に移動していること、モノが落下してることなどの動きを取得できます。
水分センサ
このセンサの特徴は、土の中の水分量を取得出来ることです。
このセンサを使うことで、植物が事前に枯れないような仕組みを作ることが出来ます。
PIRモーションセンサ
このセンサの特徴は、動きのある人を取得できることです。
このセンサを使うことで、自動ドアのように人が来たときに動作するものを作成する事ができます。
OLEDディスプレイ
これはOLEDと呼ばれる仕組みで作られたディスプレイです。
明るく見やすいディスプレイになっていて、文字だけでなく図形などの表示も可能です。
ジョイスティック
これはゲームなどでよく見られるジョイスティック型のセンサです。
前後・左右はもちろん、クリックにも対応しており、ゲームのコントローラーとしてや、ラジコンやロボットの制御の入力として扱うことができます。
赤外線送受信
これは赤外線を制御できるものです。
今使われているテレビやエアコンなどのリモコンは赤外線で操作するため、赤外線を制御できるこの通信器を使えば自分好みの学習リモコンを作成することができます。
受信
こちらで赤外線の信号を受けることができます。
送信
こちらで赤外線の信号を送信することができます。
MP3
これは、mp3の音楽を再生できるものです。
電子工作で音楽を流すのはひと手間かかるのですが、これは手軽に音楽を流せるため、普通の音楽はもちろん、警告音や説明音声を流すことができます。
なにと繋げられるの?
seeed studioから様々な変換基板が販売されており、変換基板を介して接続する時ことができます。
接続できるモノの一例です。
- Arduino
- Raspberry pi
- mbed
- Nefry
- wio node
- konashi
多くの基板が変換基板を介してではあるものの、たくさんのGROVEモジュールに接続することができます。