ジャンパワイヤ
Jump Wireジャンパワイヤとは、その名の通り回路上にジャンプ(電路のショートカット)を作り、繋ぐことからこの名前がついています。 「ジャンプワイヤー」「ジャンパー線」なども同じものを指します。
主に基板上の回路を繋ぐために使われ、電子工作では欠かせないものの一つです。
種類
ジャンパワイヤは、主に両端の形状と硬さ・長さで分けることができます。
形状
オス
ピンソケットやブレッドボードに差し込みやすい形状で、隣り合ったソケットに差し込んでも互いに干渉しないようになっています。
Arduino Unoのようにピンソケットがメス(凹型)になっているボードは、オス型のジャンパワイヤを使って接続します。
メス
凹型の形状で、オス型のジャンパワイヤやピンヘッダを差し込めるようになっています。
RaspberryPiシリーズのボードの多くは端子がピンヘッダになっているため、メス型のジャンパワイヤを使って接続します。
ミノムシクリップ(ワニ口)
クリップの形状で挟んで接続することができ、ミノムシのようなカバーで覆われています。
通常のサイズよりも太い・細いなどで上手く繋ぐことができないジャンパワイヤの線を繋げることができます。
硬さ・長さ
硬めのジャンパワイヤは、自立するためブレッドボード上などで扱いやすくなっています。ただし、回路によっては通常の方が扱いやすい場合もあります。
長さは150mmのものが主ですが、短め・長めのものもあります。足りない場合はメスタイプのジャンパワイヤを使って延長します。
回路によって向き不向きはありますが、最初は オス〜オス(両側がオスタイプ)の150mmのもの があればだいたいの用途に使用することができます。
使い方
マイコンボードからブレッドボード、ブレッドボードからセンサーなど、あらゆる電路の接続に利用します。電子工作の必須道具の一つです。
10本セットでも200円〜程度で購入できるので、入手しておきましょう。